しのぶフェニックス



以下この記事には作品の核心に触れる内容(ネタバレ)が含まれている可能性があります。

偽物語

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第拾話 「つきひフェニックス 其ノ參」

脚本 中本宗応
絵コンテ 芦野芳晴
演出 川畑喬
作画監督 阿部智之 伊藤良明 松本元気 高野晃久 佐々木貴宏

提供画 ブリキ

03月11日(日) テレビ神奈川(tvk) 25:00
03月18日(日) ニコニコ動画 02:00

OPテーマ3 「白金ディスコ」  阿良々木月火(井口裕香) (【08】-)
OPディレクター 高津幸央

★★★★★


暦(神谷浩史)が火憐(喜多村英梨)を神原(沢城みゆき)宅へ送り届け家に戻ると忍(坂本真綾)が現れます。
深刻な重大情報を入手したと言う事で緊張が走ります。
ミスドで全品100円セールをやってるらしいです・・・。(汗)


ミスド押しですか。(爆)
忍もデレまくって可愛いものです。
暦が「後で買って来てやる」と言っても聞かず「一緒に連れて行け」ということで出掛ける事になりますがどんだけ好きなんですか。
出掛けに月火(井口裕香)と顔を合わせますがそこでまさかのファイヤーシスターズ解散宣言が飛び出します。
「音楽性の違い」らしいです?!
実は月火は確固たる正義を持たず「火憐に流されているだけ」でそういう意味では暦の言う通り「偽物」なんだと自ら認めています。
そんな話をして出掛けようとした時に暦が狼藉を働きます。
あーれーご無体なー状態で月火の浴衣を脱がした上に手首まで縛る早業で暦はやはり只者ではない変態です。
とは言え目聡く月火の胸元が消えていると言う事に気が付いた暦でした。
医者も一生消えないと言っていたとか嫌な予感がしますね。
あとのぷにぷには余計ですが流石鬼畜のお兄やんで筋金入りの変態です。
蝋燭沢くんと水鳥くんに謝れー。(笑)

ミスドに着くと忍は更にノリノリです。
恩を売って投資だと思って「全部食わせろ」と無茶言ってますが命令には従わざるを得ない主従関係ではなかったっけ?
もう我を忘れる程ミスドが好きなんですね。
ドーナツどんだけフューチャーするんだって話ですが忍は斧乃木余接(早見沙織)が式神だと教えてくれました。
忍同様に影縫余弦(白石涼子)に名前で縛られた関係だそうです。
でも影縫の情報はドーナツくらいでは教えてくれないみたいです。
全部奢ってもダメだったんでしょうかね。
で「背後の人間に聞け」と言われて暦が振り向くとやっぱり貝木(三木眞一郎)が上品にドーナツ食ってました。(笑)
財布渡して教えて貰った情報では影縫はゴーストバスターズ・・・本物の陰陽師で貝木は面識がないようですが業界ではかなりの有名人のようでした。
やはり斧乃木は式神。
影縫の専門は"不死身の怪異"らしいです。
まぁ金を払ったとはいえ貝木もあっさり教えてくれたものですが正体がバレている以上おかしなことはしないというところでしょうし仕事以外で無駄な嘘をつく程暇人でもないと思います。
その帰り道に暦が「自分達が標的ではないか」と"エリオ乗り"の忍に尋ねますがそもそもが怪異自体は生きている訳ではないから少し違うのではないかと言う結論に至ります。
まぁ忍も意味ありげなところもありますがそもそも暦達に一度出会っている訳ですしそこで何もなかったというのもおかしな話です。
それより暦の街に空港があったのは驚きですが同じスポーツカー(ホンダS8?S6?)三台とか何のお祭りですか。

で家に帰ると居ました。
玄関の塀の上の影縫とチャイムを連打する斧乃木が。
暦が「目的は自分達か」と尋ねればあっさり否定されしかも「"忍野くん"のお蔭」と言われます。
じゃぁなんで・・・。
居留守を使っていた月火がチャイム連打に頭に来て玄関を開けた途端に斧乃木は「アンリミテッドルールーブック」とキメ顔でそういって何か繰り出します。
玄関破壊・・・月火の上半身破壊・・・そりゃ暦も我を忘れて斧乃木に掴みかかろうとしますが気がつけば影縫が上に乗っかっていました。
うっかりして偶々同じ苗字だと思っていたとか"阿良々木"ってそんなポピュラーだったんだ。
まぁ冷静なら貝木が教えてくれた通り"不死身"専門ですからそう簡単なものでもないと思うでしょうけどもやはりご丁寧に浴衣は破れさっていましたが吹き飛んだ筈の月火の上半身は無傷でした。
前半のフラグをあっさり回収ということで。
不死身の化鳥は兎も角斧乃木のカメラ目線はどうなんでしょう。
そこで忍が間に割って入りハッタリで一旦場を収めようとします。
結局ハッタリはバレていましたが兄の前で"妹"を始末するのは本意ではないという事で翌日また来るといって斧乃木の指に乗って去っていく影縫でした。
流石式神はすげー力持ちというか地面歩くの嫌なんでしょうか。
去り際に「妹は偽物」「正義の味方は悪を許さない」と気になる事を言っていました。
「怪異そのものなんだよお兄ちゃん。」とか洒落にならないくらい凄い話です。
月火は入れ替わってしまったということ?
そもそも存在しないということ?
不死身の怪異は想定内としても怪異そのものとはお手上げです。
変態兄貴が消えない傷がなくなっている事にずっと気付いていなかったといというのも解せませんが少なくとも今の月火は怪異そのものに違いないんでしょうね。

影縫の正義というのはシンプルで偽物(怪異)が世を欺いて存在する事を許さないということでそれを圧倒する力も持っている訳です。
邪魔立てすれば一緒に始末するという辺りは一見正論ですがやはり非情で正義を逸脱しているようにも思えます。
それは怪異が全て悪という括りになっているからなのでしょう。
結局絶対的な正義なんて存在しないしそれは相対的なものでしかないのでしょう。
その上力があればあるなりにその運用の難しい部分が出て来ます。
情状酌量の余地がないといえばそれまでですが恣意的なものを排除するという意味では利に叶っているのかもしれませんし機械的に処理することで仕事として割り切って取り組むことが出来るのかも知れません。
兄の前云々は優しさの様でもありますが寧ろその力の行使の逸脱を避ける為(目の前で行えば邪魔に入るのは明白ですから不本意でも排除する事になる)という感じでしょうか。(まぁもっと深い部分では情があるのかも知れませんがそれを明言すれば正義を謳うことが揺らぐ)
こうなって来るとファイヤーシスターズ解散の話も嫌なフラグでしかありませんが扱いが酷いと思われた月火こそがこの物語の本当の主役だったという事にもなるんでしょうか。
忍がドーナツに歓喜してお茶を濁すのかと思ったら急展開で物語の核心に踏み込みましたね。
どう決着をつけるのかわかりませんが正面対決となると忍野の力を借りる以外にはなさそうですがどうでしょう。

提供画はブリキさんで忍の"エリオ乗り"と繋がりました?!(笑)
最近の雰囲気に凄く合致してよかったです。

それと余弦はコサインで余接はコタンジェントだそうですが数学は苦手なので意味は良く判りません。(笑)



L(^^).O(^^).V(^^).E(^^)
うんたん♪てへぺろ(・ω<)

KAkashi
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