「あの夏で待ってる。」



以下この記事には作品の核心に触れる内容(ネタバレ)が含まれている可能性があります。

あの夏で待ってる

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第12話 「あの夏で待ってる。」

脚本 黒田洋介
絵コンテ 長井龍雪 二瓶勇一
演出 長井龍雪 錦織敦史
メカ作画監督 櫻井親良
作画監督 木本茂樹 山下祐 石川健介 田中将賀
総作画監督 田中将賀

03月29日(木) テレビ神奈川(tvk) 25:15 (新設枠)
04月01日(日) バンダイチャンネル 12:00

OPテーマ 「sign」 Ray -【11話】
EDテーマ 「ビードロ模様」 やなぎなぎ

01話 ★★★★★
02話 ★★★★★
03話 ★★★★☆
04話 ★★★★☆
05話 ★★★★★
06話 ★★★★☆
07話 ★★★★☆
08話 ★★★★☆
09話 ★★★★★
10話 ★★★★★
11話 ★★★★★

12話 ★★★★★

終了


イチカ(戸松遥)のイメージの場所へは近付いていますが檸檬(田村ゆかり)の車が横転してしまいました。
りのん(日高里菜)エアバッグ(笑)で全員無事でしたが檸檬が囮になると言います。
イチカと海人(島﨑信長)は先を急ぎますがまたしても”追手”(まぁ救援隊ですが笑)に捕まりそうになり今度はりのんが足止めを買って出てくれました。
そして何とか電車に乗り無事目的の場所に到着しました。


いきなり檸檬ワゴン横転ですが救助ポッドと激突したようです。
かなり強引というか細かい調整は出来ないのでしょうか。(笑)
りのんがエアバック化して難を逃れましたが追手はそれを当てにしてるというより高度な治療技術があるから大雑把なのかなと思っちゃいました。
「逃足には自身がある先輩の言う事を聞きなさい」と檸檬が囮になるといいます。
また怪しげな武器を用意してます。(笑)
檸檬は「初めて会った宇宙人はいい娘で親友」と言って逃走というより武器を準備して闘う気満々です。
この発言で少なくとも地球人であることは判りましたが素性は更に謎でワゴンを変型させて凄い事してます。
一応8ナンバーなんだろうなと思われます。(笑)
孤軍奮闘のりのんに後ろ髪引かれつつそれでも先をだからこそ先を目指さなくてはいけないイチカであり海人でしょうね。
徒歩(ダッシュ)で逃走した柑菜(石原夏織)はクタクタですがそこに真奈美(大浦冬華)の車が現れます。
旦那の聡(川田紳司)の指定でその場に来たようです。
ストーカーからの逃避行が始まります。(笑)
一方哲郎(荻原秀樹)と美桜(阿澄佳奈)はスクーターで逃走を続けています。
そしてイチカと海人は危うく捕まる(救助)危機に襲われますが地球の外で待機しているエミカ(堀江由衣)のアシストで難を逃れ更にはりのんも後を引き受けてくれました。
こうして皆の力があって漸く駅に辿り着き電車(長野支社115系)に乗って一安心です。
でもイチカは皆の協力が非常に心苦しいようです。
「自分の我侭が招いている」からと。
でも海人は「謝ってはダメ」だと言います。
皆に報いるのは目的の場所で痕跡を見つけることだから。
それにイチカだけの我侭ではなく「イチカに宇宙に帰って欲しくない」海人にとっても同じ想いに変わりはありません。
二人の他には誰もいない車内はラブラブムードですが海人は「両親の事はもう気にはしてないけどもっと思い出作りをしとけば」という想いに駆られているようです。
だからこそ後で後悔しない様に8ミリカメラで色んなものを残しているのです。
イチカは心底「この星に来て良かった」と思っているようです。
「ずっとこのまま夏が終んなきゃいいな」と。
ずっと好きでいる宣言も飛び出してまぁ勝手にしろって感じ(笑)です。
そんな甘々な二人を余所に孤軍奮闘の檸檬ですが全然逃げませんね。
かなり手こずっていましたが援軍到着です。

MIB

檸檬は「遅いわよ」なんて上から余裕ですがメンインブラックだったのですか。
スクーターの二人もガス欠で万事休すかと思いきや聡に助けられ(やっぱMIBか)柑菜と真奈美もMIBカーに助けられます。
イチカと海人は電車を降り目的の場所に辿り着きました。
その場に立ったイチカはそこがイメージと同じ湖畔だと感じ取り感激しています。
”証拠”を探そうとした時湖の中からクリスタルのようなものが出て来て突如弾けます。
辺りが過去のイメージに変わりました。
海人も感じ取っているのは治療があったからのようです。
振り返ると木に刻まれた”痕跡”。
喜びも束の間実際のその場所には朽ちたのか落雷にでも撃たれたか折れてしまった木があるだけです。
そして救助ボットがやって来ます。
二人にはもう何も為す術がありません。
イチカはもう海人が傷付けられるのを見たくありませんし全てが自分に我侭だと思っています。
でもそれは海人も同じことです。
イチカは地球に来た事を後悔しかけていたようですがそうではないと気が付いたのでしょう。
何かを成し遂げたいと思って始めたことでお互いが巡り会えたということ。
その気持は変わる事がないと。
海人も最後もうどうにもならない状況で「迎えに行く」と言いました。
そして謎の声(井上喜久子)が蘇ります。
「みつけてくれてありがとう。私の記憶がせめて貴方の記憶になりますように。」
イチカ達のご先祖も地球に不時着して恋をしたようですがやはりFラン惑星の壁に阻まれたようですね。
その当時とはかなり状況が変わっているのではないかと思いますが正に立場としては同じものです。
イチカが立ち去り海人が一人佇む湖畔に皆が集まりました。
あの夏を忘れない・・・。
学校が始まり制服も冬服に変わり哲郎と美桜はまだ付き合っていないんですね。(笑)
きっと哲郎は柑菜に脈がないから美桜にという事が簡単に出来ないんでしょうね。
美桜はそこを判っているから余裕なんでしょう。
柑菜も一応吹っ切れているようですけど美桜がいる限りじゃあ哲郎というのも有り得ないでしょうね。
海人は少し元気はないというか大人な感じですけどイチカを迎えに行くことしか考えていないでしょう。
姉の七海(久川綾)が長期出張から帰って来ましたがイチカへのお土産が泣かせます。
そして檸檬も”家の事情”で急遽転校します。
実際宇宙人目的で潜入していたんじゃないかと思いますけど。(笑)
そして別れ際に未完の映画のフィルムを残して行きます。
リムジンが迎えに来ていましたがMIBの幹部なんでしょうね。
一応真奈美の後輩という事になってますが果たして年齢もそうなのか謎ですね。
海人の家に久し振りに皆が集まって上映会です。
”あの夏”のフィルムが映り出したらEDが流れ出し小癪な演出です。(笑)
皆夫々に感慨深いものがあるようです。
人は死んだら誰かの心に旅立ち思い出となって生き続ける・・・。
いやイチカは生きてますけど。
ただそれもまたいつかは消えて行くものだから何かを残したいと願う。
MIB日本支社かぁ・・・りのんを特別顧問に迎えて宇宙船の研究をしているようですね。
そしてCパート。
時は流れ海人達が卒業してから何年後か。
文化祭での上映が恒例となっている映画。
そのラストを飾るのは七海のお土産の服を着た笑顔のイチカ(とりのん)でした。
Fin.

ということで終了です。
どうやらまた宇宙船が故障したようですがイチカが来たようですね。
海人が高校在学中は間違いないでしょう。
MIBにしても直ぐに宇宙船を開発出来たとは思えないのでお忍びでしょうけど若しかしたら新たに檸檬が交流実績を作っていますから特例とか・・・。
まぁ別に辺境のFラン惑星ですから救難信号を出さなければ無問題でしょう。(笑)
EDでは沖縄編の二人も少しだけ相変わらず(笑)といった雰囲気で映っていました。
今現在の皆の姿は不明瞭ですが案外海人はイチカの故郷に行ってたりするのかも知れませんね。
哲郎と美桜は結婚してそうです。
柑菜は檸檬の部下だったりして。(笑)
最小限のハッピーエンドの欠片だけ見せてくれたことで色々と妄想が尽きません。
一生の思い出を形として残せるなんて最高ですね。



スタッフ
原作 I*Chi*Ka
監督 長井龍雪
脚本 黒田洋介
キャラクター原案 羽音たらく
キャラクターデザイン 田中将賀
美術監督 川本亜夕(KUSANAGI)
色彩設計 村永麻耶
撮影監督 大河内喜夫
編集 西山茂
音響監督 明田川仁
音響制作 マジックカプセル
音楽 I've sound 井内舞子
音楽制作 ジェネオン・ユニバーサル
プロデュース GENCO
アニメーション制作 J.C.STAFF
製作 なつまち製作委員会
キャスト
貴月イチカ 戸松遥
霧島海人 島﨑信長
谷川柑菜 石原夏織
石垣哲郎 荻原秀樹
北原美桜 阿澄佳奈
山乃檸檬 田村ゆかり
りのん 日高里菜
霧島七海 久川綾
小倉真奈美 大浦冬華
樹下佳織 茅野愛衣
有沢千春 井口裕香
貴月エミカ 堀江由衣
小倉聡 川田紳司



最後は多くを語らず綺麗な引きでした。
途中どうなる事かというところもありましたが皆が夫々乗り越えてバラバラにならなくて良かったですね。
檸檬も単なる興味本位だけではなくちゃんと心配りもしていましたね。
まぁ謎は謎として語られる機会があればそれでもいいですしこのままでもまた色々と思いを馳せることも出来ますからいいものです。
何せ最後がFin.ですから(笑)ここはスマートに余計な事は言わない方がいいのかも知れませんね。



スタッフ関係者の皆さん
出演者の皆さん
お疲れ様でした☆ありがとう



そして読んで戴いた皆さんにも
感謝☆有難う御座いました



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