これだから子供は嫌いなんだ



以下この記事には作品の核心に触れる内容(ネタバレ)が含まれている可能性があります。

【原作既読/01巻~11巻】

アクセル・ワールド 【2クール】

【01】【02】(WEB先行試写)
【01】 【02】 【03】 【04】 【05】 【06】 【07】 【08】 【09】 【10】 【11】

【第12話】 #12 「Absolution;容赦」

脚本 吉野弘幸
絵コンテ 京極尚彦
演出 阿宮正和
作画監督 佐々木貴宏
メカ作画監督 松原一之
総作画監督 愛敬由紀子

06月30日(土) テレビ神奈川(tvk) 25:30
07月03日(火) バンダイチャンネル 12:00
07月03日(火) ニコニコ動画 23:00

★★★★★


黒雪姫[ブラック・ロータス](三澤紗千香)とイエロー・レディオ(石田彰)の加速世界始まって以来の世紀のレベル9対決に割って入った来たのは災禍の鎧・五代目クロム・ディザスター(高橋美佳子)=[チェリー・ルーク]でした。

ニコ[スカーレット・レイン](日高里菜)は五代目の余りにも早い出現に驚いています。
電車が池袋に到着するのに現実世界で2分程あってつまり加速世界で約33時間の猶予があった筈だからです。
ハルユキ[シルバークロウ](梶裕貴)は電車内からフルダイブしたのだろう推測しますがこれもまた驚きです。
ニューロリンカーで安全設定が出来るとは言え公共の場でフルダイブしてその身を晒したままにすることは危険が伴うからです。
つまりその僅かな時間さえも惜しむ程に災禍の鎧に精神迄もが蝕まれているということです。

攻撃を受けたレディオは何とか五代目との距離を取ります。
五代目は執着することなく圧倒的な力で黄のレギオンメンバーに襲い掛かります。
その一方的な蹂躙はもう対戦とは呼べる代物ではありませんでした。
レディオは撤退を指示しレギオンメンバー共々立ち去りました。
惨劇を目の当たりにして圧倒的な力の差を痛感したクロウは既に戦意喪失気味ですが五代目に果敢に挑んだのはロータスでした。
ロータス渾身の攻撃をあっさりかわす五代目ですが突如それを見ていたクロウが倒れ込みます。
今度はお前か?!
闘志なきバーストリンカーにデュエルアバターは動かせない
ロータスが語り始めます。
認めたくはないが二年前の裏切りを悔い勝利を求める闘争心を心の底で深く恐れている。
しかしクロウは敗北を恐れ負けることで自分の価値が下がると思い込んでいる。
それこそが最近の領土線に於ける不調の原因。
クロウはそうではないとその言葉を受け入れる事が出来ません。

見損なってくれるな!

絶対にキミを見放さない。
キミとの絆がたかだかその程度のものだと本気で思っているのか。
ロータスの怒りの一撃は五代目へと向けられるのでした。
クロウは楽しんでいるかのようなロータスの戦いに感銘を受けています。
ロータスが苦戦しつつも逃げずに戦うのは親として師として無様な姿を見せた事への意地なのです。
そうしなければ現実世界で顔向け出来ないと。
クロウは叫びます。
負けたら何の意味もない・・・それこそが勘違いであるとロータスは諭します。
夢中で戦っていた時期を過ぎ結局現実世界と同じ様に人の目を気にして結果に拘っていたクロウなのでした。
そのことに気付かされて再びクロウに闘志が戻りました。
二人で五代目に挑もうとしたその時ロータスが攻撃を受けます。
レインのものでした。
ロータス越に五代目を狙ったものでした。
クロウはレインを糾弾しますが「バーストリンカーにとって自分以外は全て敵」と冷徹に言い放ちます。
いや協力頼んどいてそれはないだろ。
それでもクロウは仲間じゃないかと食い下がりますが却下です。

加速世界には信じるべき何ものも存在しない

レインは更に五代目の処分が終ったら「纏めて片付けてやるからそれが嫌なら今直ぐ逃げろ」と言い放ち倒れている五代目の元に歩いていきました。

これだから子供は嫌いなんだ

レインは断罪の一撃[ジャッジメントブロー]を撃てず逆に五代目に捕まっています。
ロータスはそれがレインの本心ではない事を見抜いているようです。
拗ねているだけで本当はバーストリンカーの最後の絆を信じ求めているのだろうと言います。
ロータスには二人が親子であると判るのだと。
チェリー・ルークが親でレインが子。
ロータスは"仲間"をレインを助けに行くように言います。
間一髪クロウはレインを助ける事に成功しますがレインは困惑しています。
仲間だから助けに来たというクロウにレインは「まだそんな甘い事を」と言いますが逆にクロウは王としての責務を果たせと返します。
チェリー・ルークにとって五代目災禍の鎧・クロム・ディザスターとなった今ブレイン・バーストは呪でしかなくそれを解放出来るのはレインしか居ないのです。
レインは今度こそ覚悟を決めたようです。
その時五代目が長距離ジャンプで逃亡します。
サンシャインの離脱[リーブ]ポイントからログアウトするつもりのようです。

クロウも覚悟を決めて追跡を始めます。
ところが簡単には掴まえる事が出来ませんでした。
ジャンプだけではなく手から伸ばしたワイヤーを使って容易に方向転換をしているようです。
クロウは先回りしてワイヤー先端のフックを自らの背中に刺しワイヤーごと五代目を吊り上げビルの壁面に激突させて動きを封じました。
捨て身の作戦です。
しかし五代目も再びワイヤーを伸ばしクロウを引き寄せようとしています。
それでもクロウは必死に抵抗して上昇を始め五代目を吊り上げます。
そしてビルの屋上で方向転換をして上昇を続けている五代目にキックを叩き込みます

ぼくは強くなりたいんだ

鎧の中からチェリー・ルークが顔を覗かせました。
クロウはだからと言って全てが許される訳ないと断罪します。
そしてそのまま五代目は地上に激突して大破しました。
レインが現れ今度は断罪の一撃[ジャッジメントブロー]を撃ち込みました。

全てが終わりレインは身の上話を始めます。
レインとチェリーが通う学校は遺棄児童総合育成保護学校と言い二人とも現実の親を知らないのだと言います。
三年前に二つ上のチェリーに誘われてブレイン・バーストを始めたのです。
レインが頭角を現すに連れ親子の力関係が逆転しチェリーはその差を埋める強さを求めて災禍の鎧に手を出したのです。
レインはレギマスとなり自分の事で精一杯でチェリーの変化にリアルでさえも気付けなかった事を悔いています。
クロウはブレイン・バーストの加速世界は特別だとしても現実世界の絆が失われることを信じています。
レインもそれを理解して憎まれ口を叩ける程には元気を取り戻しているようです。
復活したタクム[シアン・パイル](浅沼普太郎)もロータスを連れてやって来ました。

その時無制限中立フィールドに《変遷》が訪れ都会の風景からファンタジーの世界へと姿を変えました。
そして全員でアイテムストレージを確認し今度こそ災禍の鎧は消滅したのでした。
離脱[リーブ]ポイントからログアウトすることになりますがクロウは何かの気配を感じています。
良い気配ではなさそうです。
それも一瞬の事ではっきりと認識できるものではありませんでした。
気のせいです。喰イタイ・・・クロウの背中が嫌ーな感じに光ってます。

クロウは災禍の鎧討伐で大切なものを得て開眼したようです。
射撃を回避する事が出来ました。
と思ったら実はひたすら銃口を覗いていたからその視線感知の自動照準で撃墜されていたようです。
まぁ成長出来たし結果オーライと言う事で。(笑)

ハルユキが帰宅すると母・沙耶(羽飼まり)が同僚の子供を預る事になっていました。
無論ニコです。(笑)
加速世界の災禍の鎧に関しては消滅した事で解決という事になったようです。
レディオの関与については証拠がない為に追求は断念しました。
チェリーは来月福岡の親戚に引き取られ引っ越すようです。
だから余計に強くなる事に焦りを感じて鎧に手を出したのでしょう。
ただチェリーはB・Bの強制アンインストールによって元の姿に戻ったようです。
ニコはハルユキにチェリーと長く続けられるオンラインVRゲームを教えて欲しいと頼みます。
そして礼だと言ってクッキーをハルユキに渡すのでした。
ハルユキはまたしても感激の涙です。

これで前半終了ですが原作二巻+α消化です。
後半も同程度だとすれば四巻か頑張れば五巻迄といったところでしょうかね。
黒雪とニコの舌戦は端から見てると微笑ましい感じもありますがハルは気が気じゃないんでしょうね。(笑)
やはりバトルシーンは見応えがあります。



L(^^).O(^^).V(^^).E(^^)
うんたん♪てへぺろ(・ω<)

KAkashi
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