ルビジウム



以下この記事には作品の核心に触れる内容(ネタバレ)が含まれている可能性があります。

偽物語

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第漆話 「かれんビー 其ノ漆」

脚本 木澤行人
絵コンテ 佐々木満
演出 龍輪直征
作画監督 松本元気 茂木琢次 前田達之

提供画 蒼樹うめ

02月19日(日) テレビ神奈川(tvk) 25:00
02月26日(日) ニコニコ動画 02:00

OPなし

★★★★★


暦(神谷浩史)は命令した忍(坂本真綾)の血液を嗅ぎ分ける能力で火憐ちゃん(喜多村英梨)を発見します。
どうしても貝木(三木眞一郎)の下へ向うと利かない火憐と暦のガチバトル勃発兄妹喧嘩が始まります。


インターチェンジを豪快に破壊するとかどんだけ壮大な兄妹喧嘩でしょう。(笑)
そういえば地球規模の痴話喧嘩をしているカップルもいますね。(爆)
禁断の技まで繰り出す火憐も容赦ないですが余裕で受け流す暦もどうかと思います。
流血沙汰ですが。
[イメージ映像]呉越同舟の忍には堪ったものではないようで頭じゃなく胸を撫でろとは暦のことを良く判っていますがそりゃ確かに大人の姿の時にカミングアウトしてほしいものです。
まぁ胸に拘る男というのは幼児性の現れの最たるものだと思いますがそれでも一定層の需要はありそうです。(笑)
このインターチェンジの描写も中々象徴的で拳を交えた事が一応の方向転換には繋がったようです。
何処ぞの格闘アニメだよ。(爆)
実際には拳ではなく言葉で丸め込んだといったところもありますが全面的に納得は出来ないにしても暦の気持を理解したのだと思います。
”正義とは強い力が必要でその力とは強い意志”ということなんですが世の中には沢山の似非正義が溢れているのかも知れません。
それはそれとして要するに暦と火憐は似た者兄妹で近親憎悪にも似た感情もあり結局は心配だということですね。(笑)

後半は暦とガハラさん(斉藤千和)が貝木との直接対決に臨みます。
今度は一転遊園地を舞台にステージのスクリーンには戦隊ヒーローらしきものが映っていたりして面白い描写でしたがアップと引き画の時の距離感に微妙な違和感がありました。
実際の距離は近いけど貝木とは大きな隔たりがあるということでしょう。
まぁ悪意を持った詐欺師ですから当然ですね。
貝木はあれこれ言っていた割にはあっさり白旗で酷く拍子抜けもしましたがやはり利に繋がらないことを一切しないという部分は徹底しているようです。
議論したところで意味はないでしょう。
殴られて痛い目にあうのも嫌でしょうしそもそも一銭にもならないことはしたくはないんでしょうね。
物事の潮時も心得ているようですし所謂(悪い意味での)大人の対応という奴です。
反省するだの謝罪するだの挙句の果てに賠償する(新たに詐欺を働いて)とどう捉えても表面的なその場限りの言葉を口に出来るというのも何に於いて一番のプライオリティを置いているのかが良く判るところです。
ガハラさんも禁断の一言を口にしました。

「騙される方も悪い。」

(騙された人に直接言っちゃ駄目ですが・・・)
これは考えように依っては相手(悪)を変えようとするのではなく自分を変えるということにもなるんじゃないかと思ったりもします。
詐欺師なら騙される人間がいなくなれば商売上がったりですから一番の有効手段ですしこういった輩とは関わりを持たない事もやはり大切です。
所詮正義だ悪だと言っても強固な意志があろうとなかろうと普通の人間であるならこうして自分(とその周辺)の火の粉を振り払うのが精一杯である事は間違いありません。
この場合も貝木を街から追い出した(自ら出て行った)に過ぎません。
だからこそ皆が少し考えを改めてみれば変わっていくものもあるでしょう。(まぁ甚だ理想論ではありますが)

自分も迷惑メールは開かずに黙って削除していますが頼むから送らないでくれ見る事はないんだから。(爆)

結局は怪異も”瞬間催眠”とやらによるもので火憐も単身で乗り込まなければもっとあっさり幕引きとなったのかも知れません。
実のところ解決とはいってもこれ以上の被害者が火憐の周囲から出なくなったに過ぎないのも事実です。
それでも火憐にとってはいい経験となったでしょうし兄貴の異常過ぎる溺愛も感じられたことでしょう。
まぁ懲りたようには余り見えませんが遣り方さえ間違わなければそのまま真直ぐでもいいんじゃないかとも思います。
そしてガハラさんも以前惚れた男の正体を改めて確認することで過去との決別を図れたようですから何よりです。
デレっ振りの破壊力も抜群でした。
正義そのものだと自ら公言するファイヤーシスターズですが例えそれが偽物であっても頼れる兄(と愉快な仲間達)がいる限り心配はないのかも知れません。
本物であろうと偽物であろうと阿良々木暦の妹達には違いありません。

偽物って意外と世には溢れているような感じもしますが自分自身もそんな一人であるような気が大いにして来ました。(笑)
まぁ善悪もそうですが本物偽物も両方の存在があってこそ初めて成立するのは確かですよね。

それからうめてんてーの提供画もムフフな感じで良かったです。(笑)



L(^^).O(^^).V(^^).E(^^)
うんたん♪てへぺろ(・ω<)

KAkashi
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