祭基礼創 嘨飛吟声



以下この記事には作品の核心に触れる内容(ネタバレ)が含まれている可能性があります。

灼眼のシャナIII-Final- 【2クール】

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【お復習い11】

第23話 「神の夢」

脚本 小林靖子
絵コンテ 鈴木洋平
演出 鈴木洋平
作画監督 佐々木睦美 伊藤香織 服部憲知 菅井翔 西村広 井本由紀
総作画監督 井本由紀

03月17日(土) テレビ神奈川(tvk) 25:30
03月23日(金) ニコニコ動画 00:30配信

★★★★★ ★


フレイムヘイズ優勢かと思いきや余裕の祭礼の蛇(速水奨)でした。
蛇から"零時迷子"の本質が語られます。
一方その眷属であるロフォカレ(藤田圭宣)に依り"導きの神"シャヘル(甲斐田裕子)の神威召喚が始まります。


フリーダー(浜田賢二)やロフォカレのいた場所の風景が絵のようでしたがあれはミカロユス・キュイの自在法によるものでロフォカレを誘い込むためのものです。
キュイも出ていないしロフォカレとの暢気な掛け合いもカットなのでどうなんでしょう。(笑)
喜んで眷属の栄誉として神威召喚を行うロフォカレでした。
ヘカテー(能登麻美子)と同じですね。
シャナ達の策が虚であると一蹴し蛇が語ります。
今は亡き“探耽求究”(飛田展男)が探り当てた零時迷子の昨日の本質とは「劣化と消耗の否定」でありその動力源は「この世の歪み」ということです。
そして教授は「歪みから受ける力を無制限とする」自在式を作り組み込んでいたのでした。
これこそが実。
午前零時を以て数千年の歪み全てを行使出来ることになるのです。
これにより創造神として他者の願いがなければ行えなかった創造が思うが儘になるということです。
ベルペオル(大原さやか)の策に依るもので改変妨害すら織り込み済みというところでしょうか。
そして創造神の神威召喚が始まりフレイムヘイズの敗北は確定です。
ここで零時迷子の歯車が動き出しタイトルバックです。
OPもカットでしたしもう何とも言えない感じでしたね。
と同時にもう一つの神威召喚が起こりシャナ(釘宮理恵)達は一縷の望みを掛けますがそれはロフォカレに否定されているのですがバル・マスケ側にも警戒が走っています。
ブリギット(高森奈津美)は謝っていますしフリーダーも戦々恐々と見守る中シャヘル(甲斐田裕子)の"神託"が始まります。
これは例外なく強制的に聞かされてしまうものですね。
その内容とはエンゲージ・リンクについてでした。
逆転を望んだフレイムヘイズ達は腰を抜かさんばかりの驚愕と戸惑いです。OTL
フィレス(井上麻里奈)とヨーハン(斎賀みつき)が生み出そうとしている『両界の嗣子』(人間と徒のハーフ)についてでした。
かつてそれを生み出そうとした王[アシズ]の企みを阻止したのがアラストール(江原正士)でありその契約者である先代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ(岡村明美)でした。
『両界の嗣子』を生み出すには莫大な存在の力を必要とする筈ですがエンゲージ・リンクはザナドゥへ旅立った後に徒達が残して行く力を当てにしているようですしそもそもザナドゥには溢れ返っています。
「新たな在り様を求めよ」という神託が為されました。
ここでサブタイです。
もう勝負あったというところですね。
まぁ最大の懸案が残っていますが楽園ザナドゥ創造が始まります。
ヘカテーを見送るシュドナイ(三宅健太)も複雑な心境のようですが何か心に期するものもあったのかも知れません。
大命は成就し創造は為されました。
しかしベルペオルが驚愕の表情を浮かべています。
ここで一旦CMです。(笑)
アイキャッチはマティルダでした。
ヴィルヘルミナ(伊藤静)の親友であり恋敵で(まぁマティルダはアラストールと相思相愛なんですが)今回もフィレスに振り回されて本当に損な役回りです。
ベルペオルが驚いていたのは改変された式がそのままであったということです。
そしてザナドゥには"人を喰らえない理"が織り込まれました。
蛇は徒達が「それでいい」と願うのを感じていました。
それでもそれを覆すことも出来た筈なのに蛇がそれをしなかったのは「皆が悲しそうだった」からと。
ベルペオル大爆笑です。
儘ならなくて壊れたのではなく申し訳なさそうな蛇の人の良さを認めているのであり何より眷属であるならそれに異論を挟む事ではありません。
ザナドゥ創造は為り戦闘も停止して蛇・シュドナイ・ベルペオルの前にリベザル(山口太郎)が呼ばれ一番乗りを命じられます。
シュドナイが空気を読んで呼ばれたコンビのピルソイン(田村睦心)と共にリベザルは出立しました。
それを呼び水に多くの徒が旅立ちます。
雪のように降り注ぐ存在の力の残滓が印象的ですね。
バル・マスケの将帥達も集められ散っていった仲間への敬意を表し続々と新たな楽園ザナドゥへと向って行きます。
この忠誠心や強固な結束があるからこその大命成就でありますし一枚岩になりきれなかったフレイムヘイズ側が太刀打ち出来なかったのも頷けます。
蛇と悠二(日野聡)の断割が施され悠二は球状となった蛇からは「神をも使う男」として惜しまれベルペオルからも高い評価の証としてタルタロスの制御キーを渡されます。
やるなBBAベルペオル。
そしてシュドナイは悠二について残ると言います。
照れ隠しなのかあれこれ言っていますがやはり高い評価を持ったのでしょう。
蛇は立ち去る間際に悠二に「許そう」という言葉を残し最後に理が織り込まれたことを宣布してザナドゥへとベルペオルと共に去って行きました。
このところバル・マスケ側に感情移入しっ放しだったのでも感動のシーンでしたね。
蛇の宣布を聞いていたヴィルヘルミナ達の前には瀕死のカムシン(皆川純子)の姿がありました。
シャナやマージョリー(生天目仁美)も結果オーライに苦笑するしかありません。
百鬼夜行もザナドゥへと旅立ちます。
そしてカムシンは使命を全うしベヘモット(宝亀克寿)は「決して忘れてくれるな」と残し皆に見送られながら殉死しました。
一美(川澄綾子)はやはり見送る側なんですね。
×

ヴィルヘルミナ同様損な役回りです。
いよいよ最終回のクライマックスで最後のシャナと悠二の闘いということでしょうか。
カムシンが言っていたような使命に縛られたかのような二人が素直に向き合う事が出来るのかどうかというところです。
もう大義もへったくれもない純粋な二人の痴話喧嘩の行方は一体如何に。



“覚の嘨吟”(かくのしょうぎん)
シャヘル [Shahar] (甲斐田裕子)
「喚起」と「伝播」の権能を司る“紅世”真正の『導きの神』。炎の色は純白。

『興趣の描き手』(きょうしゅのかきて)
ミカロユス・キュイ [Mikalojus Cui]
契約者の紅世の王は不明。

“棺の織手”(ひつぎのおりて)
アシズ [Asiz]
本来の真名は“冥奥の環”(めいおうのかん)。炎の色は青。
元々は最古のフレイムへイズの一人だったが人間の裏切りで契約者ティス[Tis]が殺された際愛情に気付き強引に再顕現し契約者の名を名乗る。[とむらいの鐘](トーテン・グロッケ)を組織するが先の「大戦」(16世紀初頭)で先代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダの命と引き換えの『天破壌砕』(アラストールの神威召喚)で倒滅される。
御崎市で最初にシャナの前に現れた“狩人”フリアグネ[Friagne](諏訪部順一)が行おうとしていた莫大な存在の力を得る『都喰らい』を行った徒。
[とむらいの鐘]では『九垓天秤』という強力な九人の王を従えていたがシャナの教育係であったシロ‐メリヒム‐(小西克幸)はその両翼を担った一人。
対[とむらいの鐘]であった「大戦」の関係者としてはアラストールの他にヴィルヘルミナやゾフィー(勝生真沙子)等もいてキアラ(茅野愛衣)の先代『極光の射手』カール・ベルワルド[Karl Berwald]はこの時現れていた中立のバル・マスケ撤退の際にシュドナイと遭遇し命を失っている。(キアラの契約はその400年近く後)
(詳しくは原作X巻他で)



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うんたん♪てへぺろ(・ω<)

KAkashi
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